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平成31年4月19日 ホテルクラウンパレス秋北にて助成金贈呈式を行いました
2018年度の研究・事業への助成応募件数は、24件でした
2019年度の募集は2019年10月1日〜翌年1月31日を予定しております
2018度 研究・事業への助成贈呈先一覧
テーマ【認知症の早期診断・早期対応に資する
​      生体脂質バイオマーカーの開発と実用化に向けた取組み】 〔助成金 100万円〕

中西 広樹〔ナカニシ ヒロキ〕様  秋田大学生体情報研究センター 助教

・具体的な取組み及び期待される効果

 老化は認知症の大きな危険因子の一つである。秋田県は高齢化率36.5%と日本一の高齢化先進県であり、高齢者の約7人に1人が認知症を発症している。取組みとして、認知症の早期鑑別に資する簡易な脂質診断技術を確立し、治療可能な認知症の判別や診断を目指す。                                                                                                これらの成果は、高齢者やご家族の方々に対しての介護現場や日常生活における予防やQOLの向上のため取り組みにもつながると考える。

 テーマ【秋田県の食品産業で輝く女性の連携とリーダー育成支援事業】〔助成金 50万円〕

児玉 雅〔コダマ マサ〕様   秋田県総合食品研究センター 研究員

・具体的な取組み及び期待される効果

 秋田県の食品関連企業で商品開発や製造に関わる女性職員の連携体を形成し、交流会や研修会を通じて情報交換や女性リーダーの育成支援を行う。業種・地域の枠を越えて協力し、新技術・新商品開発を行うことを最終目標とする。 女性の視点・発想を活かし、組織に新たなビジネスモデルやサービスモデルを提案し、秋田県の食品業界における業績や生産性の向上につなげる。

 テーマ【秋田県の主要鉱産資源「珪藻土」と安価で安全な有機酸を活用した
             植物生長促進技術の発展とその本県農業への普及促進】〔助成金 50万円〕

村上 英樹〔ムラカミ ヒデキ〕様   秋田大学 大学院理工学研究科 講師

・具体的な取組み及び期待される効果

 珪藻土は根を発達させると共に土壌中の水分の移動を促進する。これにより植物が養分を効率良く吸収し、生長促進等が起きる。有機酸は土壌内の微生物を活性化してカリウムを抽出させると共に栄養分も溶かし出して植物を生長させる。これらの現象を利用したサクランボ、ブドウ、リンゴ、ブルーベリー、ホップ、ニンニク等の収量増加技術の普及を図る。また、文化財の修復等に用いるため、その増産が強く求められている漆の生長促進や樹液量の増加に取組む。更に、プランターで成功している葉物野菜の大型化やミニトマトの糖度上昇(最大3°Bx)を露地栽培でもできるようにする。これらの技術で農業の発展に貢献する。

 テーマ【香料物質による突然変異抑制機構に関する研究 
            ~科学研究活動を通しての科学技術系人材育成~】〔助成金 50万円〕

遠藤 金吾〔エンドウ キンゴ〕様  秋田県立秋田高等学校 博士号教員

・具体的な取組み及び期待される効果

   がんは秋田県の深刻な課題である。がんの原因である突然変異を抑制する物質として発見したシトラールが細胞にどのような作用をもたらしているのかを解明する。これによって、科学的根拠をもって食を通した突然変異の抑制、がんの一次予防といった応用へとつなげていくことが期待できる。                                           また、本研究を高校生が主体となって推進していくことで、未来の科学技術や本県の医学を支える人材を育成していくことが期待できる。

 テーマ【高齢者の住居環境向上に向けた生活支援方策に関する研究】〔助成金 50万円〕

村上 早紀子〔ムラカミ サキコ〕様  福島大学経済経営学類 准教授

・具体的な取組み及び期待される効果

 本研究では、高齢者の生活支援方策といった観点から、高齢化と向き合う地域居住の新たな可能性を明らかにするために「社区」に着目し、事例研究として中国の「社区養老」および台湾の「社区営造」を対象に、高齢者の暮らしの質の向上や、地域コミュニティの強化の可能性を明らかにする。人材育成および活動支援のあり方を考察し、我が国における高齢者の生活支援サービスと比較し分析を行うことで、課題および展望を明らかにする。我が国における、高齢者の住環境向上に向けた自主支援方策の在り方を考える上で、参考になると思われる。

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