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2023年度の研究・事業への助成応募件数は、11件でした。
2024年4月23日 秋田キャッスルホテルにて助成金贈呈式を行いました。

2024年度の募集は10月1日〜翌年1月31日を予定しております。
テーマ【製パン適正の高い野生酵母の選抜を通じた秋田県独自の米粉パン開発】
                             〔助成金 100万 円〕    

吉川 雄樹 様  

秋田県立大学生物資源科学部応用生物科学科 助教

・具体的な取組み及び期待される効果

 酵母は、140年前に見出されてから現在に至るまで1500以上もの異なる種が存在するが製パンに用いられる酵母は凡そ全てSaccharomyce cerevisiaeという同一種の酵母が利用されている。申請者は、自然界には他にも製パン適正の高い種が存在すると考え、これまで野生酵母の分離および食品への利用を検討してきた。近年、日本の家庭においてパンは米の消費額を上回り、食卓に欠かせない存在となっている。 このパンの原料である小麦粉を米粉に置き換える発想は、グルテンアレルギーの心配を取り除き、消費が低迷しつつある米の利用促進も期待された。しかし、グルテンが含まれないことで製パンが困難であり、普及が進んでいないのが現実である。 そこで、申請者がこれまでに単離した酵母を含め多くの野生酵母から米粉パンの生産に適正の高い酵母を網羅的に検討する。これにより、新規に製パン適正の高い酵母を提案すると共に、米粉パン生産の検討を重ねることで、秋田県独自の米粉パン開発に資する知見を提供したい。

テーマ【軽度認知障害の予防・改善を目的としたポールウォーキングによる新たな介入手法の開発】​                                    〔助成金 100万円〕

小玉 鮎人 様  

秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻作業療法学講座 講師

・具体的な取組み及び期待される効果

本研究では、1)MCIの予防・改善を可能にするポールウォーキングのポールを用いた介入手法を考案する。

その上で、2)MCIの予防・改善を可能にするポールウォーキングのポールを用いた介入手法における介入効果の検証を行う。

さらに、3)ポールウォーキングのポールを用いた介入のための指導者育成を行うことを目的とする。

 本研究によって、MCIを予防または改善させることができる介入方法を新たに見出すことができれば、MCIのみならず、その後に発生する認知症の抑制や、要介護状態のための新たな予防として寄与することが期待できる。

我々はこれまで複合的運動が、高齢者の認知機能改善に効果が得られることを報告してきたが、更にポールウォーキングのポールを用いた運動を取り入れることで腰や膝等の関節疾患を抱える方や転倒の危険性がある方にも効果が期待される。ポールウォークはポールを1本ずつ両手に持ち、上肢を大きく動かして歩くため、上肢と下肢の筋力向上が期待でき、全身を使った有酸素運動となり、下肢への体重負荷を軽減させる効果もあることから、幅広い高齢者を対象とすることができる。また、2本のポールを持ちながら運動を行うことで、左右の動揺が少なく、足先が高く上がることが報告れていることから、姿勢の改善効果も期待できる。

 本研究によりMCIの予防・改善を可能にするポールウォーキングのポールを用いた介入手法を解明された後は、シニア層を含む社会への効果的な普及活動とともに、参加者の中から指導者としての人材を育成していきたいと考えている。このような取り組みを進めていくことで、高齢者が社会参加できる場を秋田県内各地へ整備していきたい。

テーマ【“なんでも寒天”が東京進出の野望を果たす 】   ​                                                                                                                                                            〔助成金 100万円〕

樋渡 一之 様  

秋田県総合食品研究センター 主任研究員(兼)チームリーダー

・具体的な取組み及び期待される効果

秋田県、特に県南を中心とする地域には、様々な食材や料理を”なんでも寒天”にして食べる、という寒天の食文化がある。しかし、「消費期限が非常に短い」という食品製造上の限界から、食文化としては緩やかな衰退の方向に向かっているのが現実である。

 そこで本研究では、”なんでも寒天”の消費期限が非常に短いという問題点を、新たな冷凍技術を導入することで突破し、首都圏を中心とする日本全国で販売できるようにすることで、事業規模、産業規模の拡大を図る。また、”なんでも寒天”を秋田県外でも販売できるようにし、気軽に購入してもらえる環境を創る。これにより県外在住の秋田県出身者に懐かしい故郷の食文化を味わってもらい、また秋田県外の方にもファンになってもらえる機会を増やすことで、食文化としての”なんでも寒天”のさらなる定着、拡大を目的として研究開発を実施する。

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